呼吸で奏でる。

ドラムと身体。山北弘一@東京/大阪

リズムは言葉。

リズムの習得は、言葉を覚えることと似ています。

赤ちゃんが日本語を覚えていくプロセスを思い出してみてください。最初は「うー、あー」という赤ちゃん言葉だったのが、成長とともに複雑になり、やがて大人の言葉になる。

僕はリズムに関しても、このプロセスを踏むことが大切だと感じています。どんなリズムも「赤ちゃん言葉」の次元まで落として、単純化してみるんです。

アクセントだけ、とか。
音の切れ目だけ、とか。
質感とか、音色の感じとか。

細かいことは後回しにして大枠をとらえる。すると、根底にある「流れ」が見えて来ます。

複雑なものは「分解」しちゃえ!

リズムは「波」。波というのは合体したり、分解して考えることができます。

https://www.instagram.com/p/BUNyLoaF9oJ/

(出典:「DNAの冒険」ヒッポファミリークラブ)

どんなに複雑な波も、「単純な波」の足し合わせ。複雑なリズムに取り組む時は、分解すればいいんです。そしていちばん単純な波だけを丁寧に練習する。

1番目がマスター出来たら、2番目、3番目、4番目と進み・・・最初に見えていた複雑な波が「いつの間にか」できるようになる!\(^o^)/

実はこれ、赤ちゃんが母国語を習得するプロセスと同じなんですね。

というわけで、僕はこの手法を「赤ちゃん返り作戦」と呼んでいます。

「全体をとらえる」

単純な波は、簡単なのですぐにマスター出来ます。その時、何が起こるかというと・・・

「全体が見える」。

これが、何よりも大切なんですね。荒削りでもいいので、とにかく全体を見通して最後までいく!細かいことは後回し!(^^)

 

・・・ところがドッコイ。

 

最初から「複雑な波」を真似しようとして挫折してしまう人がとても多い

ドラムで言えば「複雑なフィルインやドラムソロを最初から一音ずつ採譜して、書きあがった譜面を一音も省略せずに練習する」という方法。

これがですね~、上手くいかないんです。なかなか最後まで辿り着かないし、辿り着いたとしても「流れ」が見えない。

ドラムを教えて10年目にして、僕はようやくこのことに気付きました。

いきなり「複雑な波」を真似しようとするのではなく、波を分解して、いちばん単純なところ(=赤ちゃんレベル)から始める。ここを飛ばして「読み書き」みたいな難しいことをやろうとすると、苦労することになります・・・。

赤ちゃん返り作戦。焦らず丁寧に、やってみてね!

 

<追記>

この方法で到達できるのは「思春期レベル」くらいまで。不自由なく会話ができるようになったら、そこから先は「大人」として成長していきましょうね(^^)