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呼吸で奏でる。

ドラムと身体。山北弘一@東京/大阪

山北弘一の自己紹介

はじめまして、山北弘一と申します。各地でドラムを教えたり、気功整体の施術をさせて頂いたりしています。

略歴

1976年大阪生まれ。ドラムに出会ったのは15歳の時。20代の頃はプロの端くれとして音楽活動に明け暮れつつ、職を転々としながら修行期間を過ごしました。

31歳でドラム講師として独立。教室は今年で10年目に入り、指導時間は1万時間以上、マンツーマンで関わらせて頂いた人数は800人程になります。

ドラムと身体

僕のドラム指導の最大のテーマは「身体の本来のはたらきを邪魔している要素をいかにして取り除くか?」ということ。

身体は無限の可能性を秘めていますが、本来の力を十分に発揮できている人はほとんどいません。「クセ」「思考」「固定観念」などが、身体の本来のはたらきを邪魔しているからです。マイナス要因を取り除き、新しい感覚をスムーズに体得してもらう方法を日々探求しています。

下は小学生から上は定年後の方まで。北は北海道から南は九州まで。プロアマ問わず、多くの方にレッスンさせていただいています。近年は地方に伺ってワークショップをさせて頂く機会も増えてきました。ご縁に感謝です!

年齢も性別も体格も関係なく、今まで出来なかったことが出来るようになる。自分の身体に自信が持てる。そんな喜びを皆さんと共有できることが、僕の最大の原動力になっています。

気功整体

身体が思い通りに動かなくて苦労している人がとても多い現状を目の当たりにし、解決策として辿り着いたのが「整体」でした。

整体と言うと一般には「骨格矯正」や「筋肉のもみほぐし」というイメージが強いですが、僕が選んだのは「気功整体」。

気功整体はチカラに頼らず、脳にはたらきかける整体です。筋肉を緊張させる命令は脳から出ているわけですから、脳をリラックスさせれば、筋肉の緊張を取ることができるんですね。

筋膜のつながりを利用したアプローチなどドラムとの共通点も多く、とても良い循環が生まれています。

今取り組んでいること

僕は今、栄養が身体や心に与える影響について学んでいます。大きく言えば予防医学。病気になって「医療」のお世話になる前に、元気でいるための「医学」です。

予防医学は医療資格者だけのものではなく、私達一人一人が学び、実践することができるものです。これからの時代、病気にならないための知識や知恵は必須であり、身体の機能を引き出すためにも大切な知識になってくると確信しています。

2017年5月現在、分子栄養学実践講座の8期に参加中。今後はメディカルアロマアドバイザーの妻とも連携しながら、予防医学についての情報も発信していきます。

ドラムに気功整体に予防医学と雑多な情報発信になりますが、少しでも誰かのお役に立てたら嬉しいです。

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ドラム月例ワークショップのご案内

ドラム個人レッスンのご案内

整体施術のご案内

「防御反射」がリズムを狂わせる。

自分の音にビックリ!?

大きな音にビックリすると、身体は瞬間的に「ビクッ」と緊張します。この反応を防御反射といいます。危険から身を守るための、本能的な身体のはたらきですね。

この防御反射。実はドラムの音でも起こります。

スネアをばーんと叩いた時なんかに、よーく観察すると目が閉じたり、おなかの奥のほうが緊張したりといったことが、ほんの少しですが起きているケースが結構多いのです。

防御反射が起きると動きの流れが止まり、リズムが狂う原因になります。

防御反射をなくすためには「慣れ」しかありません。「これくらいの加減で叩けば、これくらいの音が出る」というのが自分で読めるようになる必要がありますね。

防御反射とストレスの関係

防御反射が起きるもう一つの場面は、他人の音を聴くとき。

「ズレたらいけない!」「合わせなければ!」という気持ちと相まって、自分が音を出していない時にも、誰かの出した音でおなかの奥が緊張したりします。

これも「慣れ」によって克服できますが、身体がストレス過多の状態の場合、慣れることが難しいケースもあります。

人間は、騒音や眩しすぎる光、化学物質の匂いなどの刺激(=ストレス)に対して、副腎から抗ストレスホルモンを分泌することで耐えます。しかしストレス過多の人は副腎が疲労しており、ホルモンを十分に出すことができなくなっている場合があります。

この場合「慣れ」だけでは防御反射を止めることが難しく、根本的なストレス対策が必要です。

  • 手汗が多い
  • 首・肩が凝りやすい
  • 腰痛がある
  • 息を吸い込むと肩が上がってしまう(呼吸が浅い)

いずれかに当てはまる人は、副腎疲労でストレス耐性が低下しているのかもしれません・・・。

とはいえ、ドラムが叩けるくらい元気な人なら、ドラムでストレス解消するのが一番!なんでもアリの心構えで、自由に叩きまっくて発散してみては!?

リズムは言葉。

リズムの習得は、言葉を覚えることと似ています。

赤ちゃんが日本語を覚えていくプロセスを思い出してみてください。最初は「うー、あー」という赤ちゃん言葉だったのが、成長とともに複雑になり、やがて大人の言葉になる。

僕はリズムに関しても、このプロセスを踏むことが大切だと感じています。どんなリズムも「赤ちゃん言葉」の次元まで落として、単純化してみるんです。

アクセントだけ、とか。
音の切れ目だけ、とか。
質感とか、音色の感じとか。

細かいことは後回しにして大枠をとらえる。すると、根底にある「流れ」が見えて来ます。

複雑なものは「分解」しちゃえ!

リズムは「波」。波というのは合体したり、分解して考えることができます。

https://www.instagram.com/p/BUNyLoaF9oJ/

(出典:「DNAの冒険」ヒッポファミリークラブ)

どんなに複雑な波も、「単純な波」の足し合わせ。複雑なリズムに取り組む時は、分解すればいいんです。そしていちばん単純な波だけを丁寧に練習する。

1番目がマスター出来たら、2番目、3番目、4番目と進み・・・最初に見えていた複雑な波が「いつの間にか」できるようになる!\(^o^)/

実はこれ、赤ちゃんが母国語を習得するプロセスと同じなんですね。

というわけで、僕はこの手法を「赤ちゃん返り作戦」と呼んでいます。

「全体をとらえる」

単純な波は、簡単なのですぐにマスター出来ます。その時、何が起こるかというと・・・

「全体が見える」。

これが、何よりも大切なんですね。荒削りでもいいので、とにかく全体を見通して最後までいく!細かいことは後回し!(^^)

 

・・・ところがドッコイ。

 

最初から「複雑な波」を真似しようとして挫折してしまう人がとても多い

ドラムで言えば「複雑なフィルインやドラムソロを最初から一音ずつ採譜して、書きあがった譜面を一音も省略せずに練習する」という方法。

これがですね~、上手くいかないんです。なかなか最後まで辿り着かないし、辿り着いたとしても「流れ」が見えない。

ドラムを教えて10年目にして、僕はようやくこのことに気付きました。

いきなり「複雑な波」を真似しようとするのではなく、波を分解して、いちばん単純なところ(=赤ちゃんレベル)から始める。ここを飛ばして「読み書き」みたいな難しいことをやろうとすると、苦労することになります・・・。

赤ちゃん返り作戦。焦らず丁寧に、やってみてね!

 

<追記>

この方法で到達できるのは「思春期レベル」くらいまで。不自由なく会話ができるようになったら、そこから先は「大人」として成長していきましょうね(^^)

教則本「今日からはじめる電子ドラム」

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内容

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ここだけの話ですが実はこの本、すべての解説をモーラー奏法で行っています。いわば「隠れモーラー本」。電子ドラムの本ではありますが、生ドラムでそのまま通用する奏法解説を徹底しました。基礎を見直したい経験者の方にもオススメします。

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3枚組、総収録時間210分の本作は、2014年当時のレッスン1年分をギッシリ詰め込んだ「モーラー奏法のまとめ」。

脱力した持ち方・振り方の基本(フリーグリップ)、ルーディメンツを題材にした動きのトレーニング、ドラムセットへの応用、奏法に応じたチューニング、音楽ジャンル別の奏法スタイルまで。幅広く解説しています。

  • レッスンをご検討中の方の予習用として
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  • 上達のヒントを探している方に
  • youtubeの細切れな解説ではわからない「本質」に触れたい方に

ご活用いただければ幸いです。

DVDの内容

Disc1

0章「はじめに」

1章「グリップ」
フリーグリップとは/ホールドとオープン/ミドルフィンガーグリップのススメ/タッチについて/レギュラーグリップ

2章「ストローク」
円運動のススメ/肩甲骨を意識しよう/呼吸法の初歩/練習台について/基本の動き/スティッキングライン

3章「呼吸と姿勢」
ろっ骨の使い方/呼吸の力

Disc2

4章「フットワーク」
スプリング・コントロール/リバウンド・コントロール/足の基本動作/バスドラムの2連打/バスドラムの複数連打

5章「グルーヴ」
良いグルーヴに必要なこととは?/ドラムの音とは?/バスドラムとスネアの分離/低音のコントロール

6章「ジャンル別のスタイル」
ロック・ポップス系スタイル/スネアのチューニング/ジャズにおけるシンバルとハイハット/シンバル・レガートの打ち方/バスドラムのフェザリング/ボサノヴァ・ビートの作り方/サンバ・ビートのしくみ

Disc3

7章「ルーディメンツ」
フラム/ドラッグ/ダブルストローク/シングルストローク・フォー/パラディドル/パラディドル応用/シックス・ストローク/シングルストローク/パラディドル・ディドル

8章「おわりに」
デモ演奏(重めの16ビート/速めの8ビート/セカンドライン/派手めのサンバ/高速サンバ)

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販売価格:18,900円(税込)

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ドラマーが体幹を上手に使うための3つのステップ

ドラム演奏に「体幹」や「インナーマッスル」が重要だというのは、皆さんもご存知のとおり。バランスボールやストレッチポールを持ってるよ!という人も多いのではないでしょうか?

ところがドッコイ。

体幹トレーニングって、実はすごく難しいんです。

なぜかというと、身体というのは関節のちょっとした角度の違いや力加減で、使う筋肉がすぐに変わってしまうから。一見正しいフォームに見えても、力が「インナーマッスル」まで正確に届かなければ、トレーニング効果も半減してしまうんですね。

そこで今回は「ドラマーが体幹を上手に使うための3つのステップ」と題して、「誰でも&間違いなく」体幹が使えるようになる方法をご紹介します。きっと、劇的に身体が変わりますよ!

ステップ1「ハイハイ」

f:id:yamakita-k:20170516164319j:plain(出典:wooris.jp)

私達は赤ちゃんの頃、ハイハイで体幹を育てていました。ところが大人になると「手で体重を支える」ということを滅多にしなくなります。

その結果、肩甲骨の動きが悪くなり、それにつながる肋骨、横隔膜も固くなる。横隔膜は腸腰筋とつながっていますから、骨盤の動きも悪くなる・・・という負のスパイラルに。

大の大人がハイハイなんて・・・とまあそう言わずに、だまされたと思って一度やってみてください。意外と難しいかもしれませんよ~、後ろにしか進めない人も時々いますから(^^;

ステップ2「抜き足、差し足、忍び足」

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ハイハイなんて楽勝~!という人は、2足歩行に進化してください(^^)

「抜き足、差し足、忍び足」です。

足音をさせずに、丁寧に歩いてみましょう。さしずめ「忍者歩き」ですね。または「ドロボー歩き」とも言いますか(笑)

親指の付け根(拇指球)に体重がかかり、内転筋群(内もも)、腸腰筋がしっかり働いてきます。腸腰筋は横隔膜とつながっているので、そこから肋骨、肩甲骨にまで動きが伝わっていきます。

レッスンでは、この練習で足の動きが劇的に改善する人多数。上手くいけば猫背も解消!身長が伸びる人もいますよ(^^)

ステップ3「肘を軽く曲げて支える」

f:id:yamakita-k:20170516171731j:plain(出典:gettyimages)

最後はまた地面に戻り、「腕立て伏せ」の格好で体重を支えます。筋力がない人は、膝を地面につけていても構いません。

胴体をできるだけ真っ直ぐにし、肘をわずかに(目安は10度くらい)曲げて保持。

・・・これだけですが、地味にキツイはず。

肩甲骨から肋骨、横隔膜、腸腰筋、内転筋群(内もも)・・・体幹のつながり全てがターゲットです。

ふつうの腕立て伏せとの違いは、腕力だけに頼らないところ。腕の筋力ではなく、全身をつないで使うところがミソです。「中腰」を腕でやる、とでも言いましょうか。

もちろんレッスンにも取り入れており、皆さん音量UP&リズムも安定します(^^)

まとめ

  1. ハイハイ
  2. 中腰でつま先歩き
  3. 肘を曲げて支える

体幹のインナーマッスルを活かした動きというのは、とにかく「見た目が地味」。少しの動きでも深いところから効いてくる・・・という感覚が正解ですね。

以上、ドラマーが体幹を上手に使うための3つのステップでした。やってみてね!

5月大阪ワークショップ終了しました!

12日(金)は大阪ワークショップでした。

https://www.instagram.com/p/BUGCYznl2Jf/

今回は中学生の参加者が3名も。親子でのご参加も2組あり、女性比率が上がってきて来ているのも最近の大阪の傾向です。初めてお会いする方が多い中、8年ぶりにお会いする方も参加してくださったりと嬉しい一日になりました。

https://www.instagram.com/p/BUHW3oRFq0t/

この日は「流れに乗る」という大きなテーマを設定し、皆でたくさん音をやり取りしながらグルーヴについてお伝えしました。

ご参加の皆様ありがとうございました&おつかれ様でした!

今回、参加者の方からいくつか感想を頂きましたのでご紹介します(^^)

とても楽しくて勉強になりました。自分がとても楽譜に執着していたような気がします。リズムを大きくとらえる事を意識して練習したいと思います。

 

言葉で説明されなかった、 音をひとつにしていく工程は、パズルをはめていく作業のようで、とても楽しかったです♪♪

ドラムだから、音・スティックでしたが、色々な場面で応用ができる「場をひとつにする」ためのレッスンだなと感じました。

それと「〜でなければならない」という狭い枠組みの外し方。ドラムを通して、生きていくうえで大切なことを教えていただいたと思っています。私に必要な勉強やったなぁと。

今からプロになるわけではないけれど、「むっちゃ上手いやん❗️」…もとい…「なかなか上手いやん❗️」って言われるくらいにはがんばっていこう!と思います(o^^o) これからもドラムを楽しませていただきます♪

 

ワークショップ中、「意識の置き方でどのように音の印象が変わるか?」という実験をしました。それについての感想。

スネアドラム演奏の比較時に得た感覚です。

相手に届かせようと意識して叩いている場合:

  • 相手がいて、パス練習をしているような感じ(サッカーとか、バスケットボールとか、道具を使わずに身体そのものでボールを扱うほうです)
  • そしてそのパスは、とても”よいパス”(出すタイミングや合図、くれる場所、強さ、スピード、コース、などなど)で、自分の自然な動きに合うので、取り込みやすい、扱いやすいと感じる

 →このような感覚なので、

  • 大きな音でも耳が痛くない
  • 聞いてくれている人の反応が叩いている人に与えられている

届かせる意識がない場合:

  • 相手が不在で、サッカーなら河川敷とかでひ たすら壁打ちして、跳ね返ってくるボールを蹴り返して…というような感じ
  • ”点”という感じがして、つながる感じがなく消えていく

 →このような感覚なので、

  • 音が耳に刺さる感じ、耳が痛い
  • 刺さる感じなので無意識に構えてしまい、自分(聴いている人)の中に溶け込めない、自分が壁打ちの壁のように感じる

 

感想をお送りくださった皆様、ありがとうございましたm(__)m

次回は東京、5/28(日)です!詳細はこちら

 

おまけ。この日のドラムソロ